第二章

帝都と帝都満洲。そして双方を繋ぐセヒラ。
そのセヒラを求めて、三勢力が帝都を舞台に水面下で黒白を争っていた――

第一話 浜の松風
山王機関に一通の風魔宛電報が届く。謎めいたその文面に困惑する面々に、丁度京都から帰還した帆村虹人は言った――

第二話 露西亜正教会の秘本
ニコライ堂の機密の書がゴエティアかもしれない。魯公の要請で出動した風魔の行く手を歩三の召喚師が立ちふさぐ。

第三話 是枝大佐
独逸より帰国した要人、是枝大佐を出迎える山王機関の面々。風魔は虹人と共に、大佐邸まで護衛の任につくこととなる。

第四話 妖怪大戦
近頃流行っているらしい猟奇グラフという怪しげな雑誌。それに載っていた記事を元に風魔と九頭は新井薬師に向かう。

第五話 呼び寄せるもの
山王機関を訪れた周防彩女。特異な性質を持つ彼女に、露公は山王機関の案内と引き換えに、ある実験への協力を願った。

第六話 ナマナリ
彩女をセルパン堂まで送り届けた鈴代と風魔は、異様な雰囲気の女を見た、と息を切らす学生に出会う。

第七話 増上寺の秘本
芝増上寺の古書も確認してきてほしい。再び魯甲の要請で出動した先で、かつてセルパン堂で行き会った外国人に出くわす。

第八話 第一連隊の怪人
怪人事件の頻発する帝都。その影響はついに陸軍第一連隊にも及ぶ。将兵らが怪人化したのだ――

第九話 第三連隊の怪人
第一連隊の将兵らが怪人化した。同様の被害が鬼龍属する第三連隊でも発生しているらしい。

第十話 吉林のアナーキスト
陸軍の将兵の怪人化、帝都満州に原因があるとみて、風魔は異界へと赴く。向かうは広尾吉林だ。

第十一話 魔犬のサバト
新聞や雑誌「猟奇グラフ」に出ていた魔犬のサバトの案内を見た彩女。式部の相談で青山方面の巡視に出ることとなった。

第十二話 戸山衛戍病院の怪 前編
陸軍軍医学校に隣接する戸山衛戍病院。そこに幽霊が出るとの噂が山王機関までもたらされた。

第十三話 戸山衛戍病院の怪 後編
夜、再び戸山、病院に隣接する軍医学校でセヒラが観測された。黒い噂もあるそこに、風魔は単身乗り込む――



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