第三章

人籟魔神とそれを研究する国立防疫研究所。
ラジオにて帝都に蔓延する、聖日信教の巫女・神子柴はつゑによる自死への誘い。
様々な思惑が混ざり合い、帝都はその闇を深くしていく――

第一話 浜離宮の藤棚
藤が見頃の浜離宮。各会派を招いて催される茶会に参加する鈴代の警護のため、風魔と九頭も出ることとなった。

第二話 幻影城
式部の遣いで山王機関にやってきた彩女。「御本」の件で風魔にセルパン堂まで来てくれ、とのことだった。

第三話 独逸大使館での攻防
アーネンエルベに江戸川乱歩が拉致された。風魔と式部はその懸念の下、ドイツ大使館へと向かう。

第四話 目黒権之助坂の怪物
目黒権之助坂で、怪人ではなく「怪物」を見たとの情報が入った。疑問に思いつつも風魔は現場へと向かう――

第五話 高輪延吉の魔獣
人籟魔神の存在が明らかとなり、それと連動するかのように、帝都満州鉄道は新たな地へとその先を繋げたようだ。

第六話 防疫研暴走
人籟魔神関連に一枚噛んでいると見られる国立防疫研究所。しかし、そこでは被験体らが暴動を起こし職員を襲い始めていた。

第七話 蝶々夫人
海軍軍医学校に巡視に行った虹人の様子を見に行く風魔。そこでは何かに憑りつかれたかのように歌劇の台詞を繰り返す学生らがいた。

第八話 不忍池心中未遂
上野公園で起きた心中未遂事件。その背後には自殺を唆す新興宗教、聖日信教の影があった――

第九話 上野黒河の凍土
心中事件の起きた上野に呼応する帝都満洲に原因があると見て、帝都は虹人に任せて風魔は異界へと向かう。

第十話 賢者ノ石
新宗教、聖日信教を乗っ取った巫女、御子柴はつゑ。その者はラジオにて信者たちに自死を説いていた。

第十一話 金神の出現
御子柴は自死した時に発せられる信者たちの念を集めて金神を現し、合一することを企図していた。

第十二話 品川宿三つ巴
実岡圭麻という実業家が、欧州からゴエティアらしき古書を持ち帰った。虹人が迎えに出たが、何か問題が起きたようだった。

第十三話 帝大騒動
玄理派に奪われた古書は、蔦博士の鑑定によりゴエティアであることが判明した。解読結果を受け取るため急ぎ帝大に向かうが――



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